FP資格のメリットとは!?

最後に、晴れてFP技能士試験に合格し、2級FP技能士&AFP資格取得者になった後の展開についてお話しようと思います。FP資格に国家資格と民間資格があるように、働き方にも2種類あります。

企業系FPと独立系FP

それは、銀行や証券、生損保険会社に勤務する「企業系FP」と、企業に属さずフリーランスとして活動する「独立系FP」の2つです。

もちろん、『クライアントのライフプラン(生活設計)実現のため、有効な資産設計を提案し実行する』というFPとしての目標・使命は変わりありません。大きく異なるのが、資産設計のために購入を提案する商品です。

企業系FPは会社員であるため、提案できるのは自社製品のみ。一方、独立計FPはその名の通り、会社から独立した存在であるため、複数の金融商品を販売できるということ。そして、その違いはもちろん報酬にも関係します。

企業系FPは必須資格として

繰り返しになりますが、企業系FPは金融系企業に所属する会社員です。FP2級取得者の約8割は、「企業系FP」(企業で社員としてファイナンシャルプランナー)だといわれています。 つまり取得者の大半の方が、がんばって取得した資格を仕事に活かせているという事実があります。

FP2級取得者が属している企業はおもに、銀行や生命保険会社、損害保険会社、証券会社、不動産会社、会計事務所などが中心です。

生保会社等では、保険の販売員さんが入社をした後で、会社の薦め(支援)でFP2級に挑戦するケースも多いようです。

「入社の応募資格ではありませんが、仕事上必要ですのでぜひ取得してください」と規定を設けている企業もあります。

生・損保険会社や証券会社で、自社の商品(保険・株式)をセールスする上では、お客様の状況(財政・年齢/家族構成、将来設計プランなど)をコンサルティングした上で、お客様に最も適した商品をお勧めすることが大切になります。

FP2級技能士として金融商品に幅広い知識を持っていると、これらの場面でより適切な提案ができるということですね。

お話ししたように、入社後取得を奨励してくれる企業も少なくないですが、入社以前にFP2級を取得している方なら、採用面接もずっと有利に進めることができます。 これから試験をめざすみなさんには、心強い情報ではないでしょうか。

金融系企業の社員にとってファイナンシャルプランナー(FP)は〝持っていて当たり前〟の資格。ゆえに、金融系企業への就職・転職の際には必須の条件となりますが、それが年収アップに直結することは少ないようです。

独立系FPのカギは顧客からの信用

一方、独立系FPの場合は、FP技能士&AFP資格が有効に働きます。フリーランスにとって何より代え難いのが顧客からの信用です。 なんといっても、中立・客観的な立場でお客様を支援できることが魅力といえるでしょう。

企業という看板を持つ企業系FPと比べ、フリーランスの信用は資格にほかなりません。その反面、いくら「私はFPです!」といったところで資格も所有していないファイナンシャルプランナー(FP)が、信用を得るにはかなりの時間を有するでしょう。

収入面に関しても、複数社商品を扱うことができるため努力と工夫によりサラリーマン以上の収入を獲得も可能です。つまりどこの会社の生命保険も損害保険も扱うことができ、お客様に最も適した商品をお薦めできるのです。

また、独立開業者としてFP2級資格を活かす場合、扱う商品は保険や株式だけとはかぎりません。宅建主任者資格と併せ不動産を扱う、税理士や中小企業診断士の資格を併せて取得しビジネスの幅を広げるなど、その用途は多様です。

また仕事上の必要ではなく、家計のやりくりのために、安全な投資を考えるために、テレビの金融関係のニュースの理解を深めるためになどなど、賢い生活のための財政面の一般知識としてFP取得を目指す方が多いのもこの資格の特長です。

いずれにしても、さまざまな金融商品(貯蓄はもちろん投資信託などなど)、不動産取引、年金、株式取引、保険商品などに詳しくなりたいみなさんには、FP2級の取得をお薦めします。

相談・提案業務の需要増加へ

また、「貯蓄より投資へ」という流れが主流になりつつある昨今。ファイナンシャルプランナー(FP)へのニーズも高まっています。

今後は、単なる金融商品の販売代理業ではなく、ファイナンシャルプランナー(FP)本来の業務であるライフプランに対する相談・提案業務による収入(相談料)の増加も見込めるものと思われます。 

終身雇用の崩壊に年金支給も不安視される現在、ファイナンシャルプランナー(FP)の活躍フィールドは確実に拡大することでしょう。

ファイナンシャルプランナー(FP)は、将来性のある資格であることは間違いありません!